お城EXPO2025~外国人の見た鹿児島の群郭式城郭などを紹介                     

南九州城郭談話会 上田耕

「お城EXPO」は2016年から毎年12月に神奈川県横浜市のパシフィコ横浜ノースで開催されている日本最大級のお城の祭典である。
城郭文化の振興と発展、そしてお城好き同士の交流を目的にスタートし、日本全国から「お城」と「お城のスペシャリスト」、そして多くの城ファンが集結するイベントとして支持されている。
 10回目を迎えた本年度も、お城を有した自治体や、お城グッズを販売する企業・団体など129ものブースで出展、PR活動が展開されていた。
1階~4階の各ホールでは研究者や専門家によるトークショー、講演などが行われ、20日・21日の2日間、10周年大会ということもあって例年になく多くの来場者でにぎわっていた。  
 今回わたしは公益財団法人日本城郭協会の新人学術委員の一人としてセミナー「南九州の城を歩くー崖に驚く防御の工夫―」をテーマに60分、南九州のシラス台地の主要な拠点城郭の中でもアルメイダやアルバレスが見た南九州の群郭式の城跡を紹介した。セミナー会場となったホールには110名もの来場者で立ち見もでるほどであった。他の会場では小和田哲男日本城郭協会理事長をはじめ中井均滋賀県立大学名誉教授、宮武正登佐賀大教授、お城のテレビでおなじみの歴史学者の平山優日本城郭協会評議員、萩原さちこ城郭ライター編集者などが登壇し、盛り上がっていた。
 また2日目は春風亭昇太お城好き落語家と加藤理文日本城郭協会常任理事の陣屋の魅力をトークする等々スペシャルなプログラムが満載であった。来年の大河ドラマ「豊臣兄弟」で寧々役の浜辺みなみのトークショーもあり、会場はさながらアイドルコンサート場となっていた。ただ鹿児島県・宮崎県の観光関係のブースがなかったことは寂しかった。しかし与論町の担当者の南勇輔さんが、昨年国指定となった与論グスクの紹介のために文化庁のブースで観光誘致も含めてPRしていたのがせめてもの救いだった。
 今年は鹿児島県や各市町村の観光・文化機関の参加を促し、県外のお城好きにしっかりPRしていきたい。